モンゴルの人は歯磨きをしない

現実の話です。

なのに!虫歯や歯周病にならないんです!

よほど歯磨きをしっかりしているのかと思いきや…

モンゴルの人たちの生活をみると、

歯磨きをしない!


そして何より驚いたことは、

皆、歯ならびがとてもきれい!!

もちろん、矯正治療なんてしていません。

なのにお口の中は、

矯正をしたかのようにとてもキレイな歯ならび、そして虫歯のない頑丈な歯をしているんです!

衝撃でした。

しかし、その理由は

彼らの生活をみればとても簡単なことでした。


それは、食事 です。

彼らは、

ヤギを丸ごと食べ、

石けんのように硬いチーズをかじる…

そんな食生活をしていました。

命を丸ごといただき、

加工はあまりせず、自然のままいただく。


大きな口を開けて、

前歯を使ってしっかり食物を捕食し、

奥歯で何十回と咀嚼し、

舌を使って飲み込む。


こんなふうに毎日、

子どもの時からしっかりあごを使った食事をし生活していると、

あごは自然と正しく成長し、

あとはそこに歯が勝手にキレイに並んでいくだけ。


日本の社会は、

明治時代から食の欧米化により

日本の昔からあった食事から

ハンバーグやスパゲティといった

やわらかくて食べやすい食品が増え、

美味しく加工され なかなかあごを思いっきり使うような食事をとらなくなりました。

今や、スーパーに行ってもレストランに行っても

黄色いものばかり!!!

お惣菜コーナーを思い浮かべください!

油で揚げたもの、加工されたものばかりです。

そういうものは、食べていても

あごを使わなくても飲み込むことができます。

あごの発育は、モンゴルと日本では全く違います。

最近の日本の子に、あごが小さくて歯ならびが悪くなってしまう子が増えてるのはまさにこのせいです。


だからといって、

自分たちだけが江戸時代に戻った食事をしろなんて無理な話。


私たち現代人は、

食事であごを使わなくなった代償として、

お口の訓練をしたり、トレーニング、正しい食べ方をトレーニングしないといけないし、

もしそれだけで足りないのであれば、

子供の成長期に機能矯正装置を使用して

しっかりあごを広げる必要があると思うのです。


これは見た目の歯ならびだけに関わることではありません。

糖尿病。

腎臓病。

動脈硬化。

肺炎。

アレルギー、アトピー、喘息。


体のすべてに関わってきます。