口の塾

便利な社会に生きている現代人が忘れかけている‥お口をしっかりと動かすこと。

軟らかく、3回噛めばもう飲み込めてしまう毎日の食事。
核家族化や携帯電話の普及により、大きな声を出さなくても生活できる社会。
「時短」という言葉が出てきた背景には便利な物が普及する中、人間がその代わりにしなくても済むことが増え働かなくていい筋肉がどんどん衰えてしまっています。
そして表情の少ない子供たち、反応が少なく何にも興味を示さない、そんな子供たちが日本には増えています。

これは、「口」だけに言えることではありません。
体もそうですよね。
現代社会で体を動かさなくなった代わりとして、スポーツジムにランニングマシーンをしに行きます。

口に関しても同じことで、
口を動かさなくなった代償に口を動かす訓練やトレーニングが日本社会には必要であると感じます。
それは、もちろん歯並びには大いに関係してくることは言うまでもありませんが、
体全体の健康にとても影響しているからなのです。

呼吸の仕方、食べ方は普通誰からも教えられません。
赤ちゃんは自分の周りの人とりわけ母親の真似をして呼吸や食べ方を自分なりに習得していくのです。

子供はものすごく親のやることを観察しています。
お母さんが口呼吸をしていたら、それが呼吸の仕方なんだなと理解し真似します。

口呼吸は本当に良くないです。
これは身についてしまうと治すのはとても大変です。
小さいうちに正しい呼吸の仕方、食べ方を身につけさせて上げるためにも、お母さんの口に対する意識レベルが高くないとなりません。

現在の日本では、口の大切さが学校でほとんど教育されないまま大人になり、
大人は何も知らないまままた子供を産みます。
まずは、口がどれほど大切かということを大人が知ることがとても大切なのです。

そのために、色んな習い事がありますが、口の塾に一ヶ月に一度でもいいから通うことは人生の中でお母さんもお子さんにとても無駄な時間ではないでしょう。