口を動かさない日本人

先進国の中でも圧倒的に歯並びが悪いといわれている国。
それが日本です。
「日本人の歯並びをなおせたら一流の歯医者だ」と海外ではいわれるほどです。

そして歯並びの悪い日本人は今、急激に増えているのです。

先進国でなぜ日本人だけ…??

ちなみに、先進国とよばれない発展途上国ではどうかというと、歯並びの悪い人は実はとても少ないのです!

その理由は何か?
日本人は”口を動かさない民族”だからではないか といわれています。

もともと日本人は会話をするときも海外の人と比べると口を大きく開けなかったり、はっきり口を動かさずに話す習慣があります。
それに加え食の変化により、より軟らかくてより食べやすい食事がどんどん増えています。
携帯電話の普及により会話は減少、核家族化により大きな声を出さなくてもすむようになりました。
それにより、日本人は昔より口を使う機会が少なくなってしまったのです。

口を使わないことがなぜ歯並びと関係するのかというと、
口の周りの筋肉が使われないことにより筋肉は衰え、それによりアゴが変な方向に出てきたり、小さくなったりアゴの大きさや位置に偏りが出てきます。
人間の歯の本数は変わらないので、アゴの変化により歯が並びきらず歯並び、噛み合わせが悪くなるのです。

例えば、モンゴルでは赤ちゃんの頃から硬いものを食べています。
ヤギを丸ごと骨まで食べ、おやつには石鹸のように硬いチーズを食べます。
それによりしっかり口を使い、アゴは正しく成長します。
モンゴルの人々の口の中はとても清掃状態も良く、歯並びもすごくいいです。

では日本人はどうすればいいのか?
これを知って、自分たちだけ江戸時代のような硬いものばかりの食事をすることなんてできません。
スーパーやコンビニに行かないわけにはいかないし、レストランに行かないわけにもいきません。
だからこそ、口の体操が必要なのです。
UNITED ORTHO DENTALでは、子供も大人も積極的に口の勉強と体操を行います。

矯正治療は見た目も改善もとても大事ですが、口の機能を高めることが一番大事です。
間違った習慣の癖を見つけ出し、改善し、これから先の全身の健康を考えた口を作っていくことが大切なのです。

矯正は口の機能と全身の関わりを学ぶ上でとても楽しく有意義な時間になると思っています。