原因を考えたインビザライン矯正
インビザライン矯正に限らず、
これからの歯ならび矯正には
原因を考えた治療が必要です。
物事には、何事にも理由があります。
歯ならびが悪いことにも
そうなった原因がちゃんとあるのです。
なぜ?
なぜ歯ならびがガタガタしたり、前に出ていたり、
変な向きで生えてきたのか?
この原因を解決するような矯正治療が必要です。
それには、従来の ただ歯に矯正装置を付けて
歯がきれいに動いていくのを待つ
「強制的な」矯正治療だけでは
原因が改善されていないため、
後戻りがしやすく
また、良くないお口の使い方のまま矯正治療が終了してしまいます。
歯ならびを悪くする原因は、
専ら
お口の周りの筋肉のアンバランス!
によります。
お口の周りにはたくさんの筋肉が複雑につながっていています。
それは、顔の表面の筋肉だけでなく
噛むために働いている咀嚼筋郡、
のどにつながる筋肉、
舌骨につながる筋肉…
などです。
そして一番忘れてはいけない大事な筋肉が、
「舌」です。
舌はとても大きな筋肉。
歯ならびは舌の影響を多大に受けるのです!
現代人は、舌の筋力が衰えてきているため、
歯ならびが悪くなりやすいです。
舌には正しい位置というものがあり、
これは昔は特に指導しなくても
自然に正しい位置に誰もがついていました。
しかし、
お口をあまり大きく使わない習慣の日本人が
現代社会で生きているうちに更に舌の筋力が弱くなり舌の位置がどんどん下がってきているのです。
低位舌といいます。
それにより、舌は前歯につき
常に前歯は舌の大きな力によって押されて歯ならびを悪くさせます。
しかし、大丈夫です!
これはお口のトレーニングにより改善が可能なのです!
舌の位置や、お口の周りの筋肉は
他の体の筋肉と同じように
お口の体操やトレーニングをすれば
筋力があがりバランスがちゃんととれてきます。
口の機能が高まり体がどんどん健康になっていきます。
風邪をひきにくくなった、
アトピー、アレルギーが落ち着いてきた、
肌荒れがおさまった、
高血圧、糖尿病の数値が良くなった
などなどたくさんいいことが起こります。
このような舌の位置や、お口の悪い癖を放ったらかしにして、
歯だけを強制的に動かす受け身の治療では
せっかくの長い矯正期間がもったいないと思うのです。
矯正相談に来られた誰もが、
「歯ならびを良くしたい!」
という思いで矯正歯科に足を踏み入れると思います。
歯ならびを良くするのはもちろん、
お口の機能を高めるトレーニングを積極的に
ご自身のためにやっていだける患者様と私たちは一緒に良くなっていきたいと思っています。