呼吸の改善で、歯の着色がなくなる

 歯の表面が茶色く着色しやすい人。
それには、もちろんコーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど着色しやすい食べ物を頻繁に口にしたり、個人の歯の性質上着色しやすい場合もあります。

しかし最近では、そのような着色ではなさそうな、前歯一部分にベタッと茶色く着色している人が目につきます。
大人だけでなく子どもにも多いです。

この着色の原因は、呼吸の仕方です。

口で呼吸していると、前歯が非常に着色しやすいのです。

間違えやすいのですが、口呼吸というのは上下のくちびるが少しでもあいていると、それは口呼吸です。

外の空気には目に見えないたくさんのホコリや塵が含まれています。
そういうものによって、知らず知らずのうちにお口があいた隙間から前歯に着色するのです。

口呼吸をやめること。
それは、口を閉じるということ。

現代人に多い、お口ポカン。
口の筋肉を使わなくなった現代人は、お口を閉じることでさえ力がいるようになってしまったのかもしれません。

口呼吸に何もいいことはありません。
歯の着色だけではなく、虫歯、歯周病、歯並びはもちろん、あらゆる全身の病気、アレルギー、アトピー疾患、花粉症、免疫疾患、心臓、腎臓、脳血管障害…。
全てに口呼吸が影響します。

常に口を閉じる意識を努力して行うこと。
そして昔のように、口を開けている子どもがいたら大人が注意してあげることが大切です。