子供に大人の矯正はしないこと

 UNITED ORTHO DENTALでは、子供の矯正には予防矯正をするべきだと考えています。

矯正治療には大きく分けて”子供の矯正”と”大人の矯正”の2つがあります。

今までの日本の矯正では、この分類がなく子供も大人も同じ矯正治療がされていました。(はりがねの治療)
しかし、ヨーロッパでは昔から子供と大人の矯正は別のものとして考えられていました。

ここでキーワードになるのが、
あごの成長途中であるか“ ということです。

12歳以上の大人は、あごの成長が終わっていますから、どんな矯正装置を使ってもあごの形を変えることはできません。
(もし、あごの形を変えたいなら外科処置が必要になってきます。)
つまり、大人の矯正というのは、矯正装置を歯だけに付け、あごの形はそのままで歯の並びだけをきれいに変えていきます。

一方で、11歳までの子供はまだあごの成長途中にあります。
ということは、あごの形を正しい位置に誘導することができる段階なのです!
それがあごの発育を助ける予防矯正です。
現代の子供たちは非常にあごが小さくなってきているため、歯が並ぶスペースが足りなく歯並びが悪い子が増えています。
予防矯正“とは、あごさえ正しく発育すれば自然と歯はきれいに並ぶ、
すなわち歯にはりがね装置を付けずにすむ という意味で、矯正になるのをを予防する!という意味なのです。

今まで日本で行われてきた矯正は、子供も大人もはりがね装置を使う、大人の矯正でした。
しかし、今注目されているのは子供はあごの発育を正しくさせようとするいわば”あごの矯正”です。

まだあごの成長途中にあるのに、あごが小さいまま歯だけを矯正するのは勿体無いと思うのです。