口呼吸が悪いわけ

口は食べるためにあります。

鼻から食べることはできません。
鼻は呼吸するためにあります。
口から呼吸するのは本来間違っているのです。
構造をみるとよくわかります。
鼻は、
入り口には鼻毛があり、
その奥には線毛といって
じゅうたんの毛のような造りになっています。
そしてその奥はノドにつながります。
ノドは扁平上皮といって、ツルッとした毛のない造りです。
鼻から呼吸すると、
外からの塵や汚れなどのゴミは
鼻毛、線毛といったフィルターでせき止められるため、
それらのゴミが体内に入るのを防ぎます。
口から呼吸すると、
口から吸ったものはそのままのどに入ります。
のどにはフィルターがないので、
ゴミはそのまま体内に入っていきます。
つまり、
のどには常に汚れがついている状態で、
慢性的に常に弱い炎症が起こっているということになります。
体の中で常に炎症が起きている。
これは決して良いことではありません。
病巣感染という言葉を知っていますか?
のどで常に起こっている炎症は、
遠い腎臓などに影響を及ぼし、腎臓病を引き起こしたり、
アレルギーを引き起こします。
免疫は低下し、
あらゆる病気にかかりやすくなります。
風邪やインフルエンザになりやすくなるのももちろんです。
花粉症で鼻が詰まってるから口呼吸しかできません
と言う方がいますが、
口呼吸をしているからアレルギー、花粉症を引き起こすのです。
鼻呼吸にするべきです。